ヨーロッパ旅行記 3 中編
早朝の散歩を終えて、午前中はローテンブルクで自由行動。ツアーのみんながワインのお店に向かうのを尻目にずっと気になっていた聖ヤコブ教会へまっしぐら!やっぱりヨーロッパに来たからにはお城と教会に行かなくちゃね。

聖ヤコブ教会。
聖ヤコブ教会は1311年から1471年までかけて建築されたプロテスタントの教会。高い尖塔と天井、ステンドグラスによる採光といったゴシック建築の様式を備えており、北塔と南塔のデザインが異なるのが特徴。
▼Read More怪奇幻想・ゴシックに関することからくだらない日記までつらつらと。
早朝の散歩を終えて、午前中はローテンブルクで自由行動。ツアーのみんながワインのお店に向かうのを尻目にずっと気になっていた聖ヤコブ教会へまっしぐら!やっぱりヨーロッパに来たからにはお城と教会に行かなくちゃね。
聖ヤコブ教会。
聖ヤコブ教会は1311年から1471年までかけて建築されたプロテスタントの教会。高い尖塔と天井、ステンドグラスによる採光といったゴシック建築の様式を備えており、北塔と南塔のデザインが異なるのが特徴。
▼Read More早速拝観料を払って中に入ると、これがもう、絶句するほどの神々しさ!審美的な感動を宗教的な感動とすりかえるキリスト教のこの手の手法は俺は嫌いなんだけど、でも、純粋にこの美しさは素晴らしいの一言!17mのステンドグラスからこぼれる光に照らされる祭壇は光り輝き、もう俺がキリスト教徒だったら卒倒しちゃうんじゃないか、ってくらい。
教会前方の主祭壇と高さ17mのステンドグラス。
教会後方の巨大なパイプオルガン。
ドイツ後期ゴシック最大の彫刻家、リーメンシュナイダーの聖血祭壇。
続いて、これまた気になっていた中世犯罪博物館へGO。や、やっぱこういうとこは行っておかないと(笑)ここは当時の大掛かりな拷問器具に始まって、鞭、足枷、果ては断首刀と、当時の拷問器具が色々と展示された博物館。聖ヤコブ教会で神聖な感動を味わった後に、「汝の隣人を愛せよ」というキリスト教文化の闇の歴史を見るのもまた一興。
中世犯罪博物館の入り口。
とげとげな椅子。
手前の歯車を回して人体を引き伸ばす拷問具。
来ました、本命!アイアン・メイデン!
鶏を模した仮面。犯罪者の辱めのために作られたとか。
西洋の拷問器具が興味深いのは、拷問には不要であるはずのデザインがとっても凝ってるってこと。拷問器具に芸術性を兼ね備えさせる目的って何よ?となれば、これはもう加害者側のサディスティックな欲望を満足させるためでしかないわけで、この辺に中世ヨーロッパの心の闇を感じるわけです。んー、本当にヨーロッパに来て良かった(笑)
さて、ちょっとダークな気分になったところで、自由行動の最後は1年中クリスマスなお店、ケーテ・ウォルファルトへ。クリスマスツリーの飾りは勿論、様々なクリスマスに関する商品が置いてあって、世界的にも有名なお店らしい。狭い店構えからは想像がつかないくらいに店内は奥へ、奥へと続いていて穴ぐらのように長い。
綺麗にディスプレイされた人形達。これ、全部売り物!
とってもメルヘン。
店内には大きなクリスマスツリーが。
と、ここまで来て「店内写真撮影禁止」と英語で書かれた看板に気づく。あたふたとカメラをしまって再び店内散策。いやー、これは女の子には堪らないだろうなあ、というものばっかり!本当に時間の感覚がなくなっちゃう店だった。
ヨーロッパ旅行3日目!既に疲れが見え始める(笑)本日はローテンブルクを観光後、再びバスで移動してミュンヘンを観光後、ホフブロイハウスで食事をして同じくミュンヘンに宿泊というスケジュール。
前日の疲れが抜けないまま朝は6時に集合。会社に行ってる普段ですら、そんな時間に起きてないんですけど、私。いや、よくまあ起きたもんだ。我ながら(笑)
人気の写真スポット、プレーンライン。
▼Read More誰も外を歩いていない朝もやの中、我々のツアーだけがぽつぽつと歩く。眠い目をこすりながら市壁へと到着。ローテンブルクは街の周囲をぐるりと石の壁で囲まれてる。で、その市壁の上が歩けるようになっているので、そこをみんなで一列になって散策。
近くで見ると結構高い市壁。
市壁から見たローテンブルクの街並み。遠くに見えるのは聖ヤコブ教会。
急な階段を登った先の市壁の上は狭い通路になっていて、そこから眺めるローテンブルクの街並みは壮観!屋根の色は赤茶でなくちゃダメって規制をかけてるらしいけど、本当に街全体が「中世」で統一されている感じ。んー、本当にヨーロッパに来て良かった!(この台詞、何度目やら 笑)
市壁を一通り歩いた後は、そのままブルク公園へ。ここはかつてホーエンシュタウフェン家の城があった場所で、1356年の地震で城は崩壊したとのこと。
ブルク公園から街を一望。
ブルク公園にあるブルク門。
滑稽な表情とは裏腹に口から煮えた油を流して敵を撃退する仮面。
ローテンブルクの街並みは本当に綺麗で、もう歩いている間中夢見心地。寝ぼけてたわけではないので、念のため(笑)
夕食を終えて外に出ると、現地時間は既に21時だというのに空がお台場のビーナスフォートみたいな青い夜!この空の下歩かないのは勿体無い。ということでホテルに戻らず、ちょっと夜のローテンブルクを散策。
ローテンブルクの市庁舎。この夜の色ったら!!
▼Read Moreローテンブルクは第二次世界大戦で街の大半が破壊されたものの、現在では再建されて中世の街並みが完全に再現されている。まるで映画か何かのセットの中を歩いているような感覚。ディズニーランドが上っ面だけそういった街並みを再現しているけど、ここは全てが現実で、そこで生活している人達がいるってことが凄く感動的!(だから車とかもあるんだけども)
マルクト広場にある聖ゲオルグの噴水。
仕掛け時計で有名な市議宴会場。
街に並ぶ店達のショーウィンドウも綺麗にディスプレイされていて、窓枠の中だけで一つの世界を作り上げている。そしてそれらがローテンブルクの中世的な街並みの雰囲気を壊すことなく全て調和しているのが、とても印象的。
そして、一通り夜のローテンブルクを散策し終え、ホテルに戻る。もう、足がパンパン。早くも両足にサロンパスを貼って寝たのでした(笑)
ライン川クルーズを終えて、続いてハイデルベルク城へ。
ハイデルベルク城は17世紀の30年戦争とプファルツ継承戦争によって徹底的に破壊され、その爪跡を残しながら今に至ってる。その廃墟っぷりがまた何ともヨーロッパの歴史を感じさせてよい感じ。
▼Read More妃の誕生日のために一夜で建てられたというエリザベスの門
城門塔の門扉に残る魔女の噛み跡
ルプレヒト館入口にある、建設中に事故で死んだ大工の棟梁の息子の彫刻
ふらふらと眺め回りながら城門を抜けて中庭に抜けると、正面にフリードリッヒ館、右手にオットー・ハインリッヒ館が。もう、これらの建物の壮観さと言ったら!歴代の選帝侯の像16体が配置されたフリードリッヒ館はまさにドイツルネッサンス!目に飛び込んで来た瞬間に息を呑むほどの美しさ。右手のオットー・ハインリッヒ館も天気が良かったことも手伝って、窓枠から覗く空の青さが合成であるかのようでとても印象的。いやー、ヨーロッパに来て本当に良かった!
フリードリッヒ館
オットー・ハインリッヒ館
テラスからのハイデルベルク市街の眺め
地下にある直径7m、22万リットルのワインが貯蔵できる大樽
ライン川クルーズでは船から眺めてただけだった古城を、実際に自分の足で歩くと、やっぱり感動もひとしお。それこそ石畳の一つ一つ、城壁を構成する石の一つ一つから、中世の歴史や息吹が感じられて大感激。
ツアーはハイデルベルク城を観光後、市街を見て回って、再びバスでロマンティック街道をひた走り、城塞都市ローテンブルクへ。
2日目のホテル、ゴルデナー・ヒルシュ
ゴルデナー・ヒルシュの2Fロビー
さて、ヨーロッパ旅行2日目!まだまだ元気いっぱい!本日はライン川を下ってハイデルベルグ城へ行ってローテンブルクで宿泊というスケジュール。
まずはバスで移動してフランクフルトからリューデスハイムへ。桟橋から船に乗り込み、ライン川を下りながらその両脇に散在する古城を眺めるという、何とも楽しそうなクルーズ。
ところがどっこい、これが乗り込んで船のデッキに出ると、猛烈に風が強い。それでも、両脇に次から次へと現れる古城に大興奮!パシャパシャ写真を撮り続ける。
▼Read More海外旅行と言えば社員旅行。個人で海外なんて行くわきゃない。そんなお金も時間もどこにもない。
な、俺が遂に初の海外個人旅行!行き先は闇の歴史のヨーロッパ!ドイツ!スイス!フランスへ!!何と豪華7泊8日!!っても、英語圏じゃないし、個人では海外初めてなのでツアーでGO(笑)いつもは会社の連中のケツにふらふらついて行くだけで飛行機も税関も行けたけど、個人で行くからちょっと緊張。
ちゃんとした海外用の旅行カバンも買って、準備は万端。いざ、ヨーロッパへ!
Wiiを衝動買いした翌日ではあったけど、それはそれ、これはこれ、というわけで本来欲しかったPSPを買った。色は散々迷ったあげく、黒は指紋が目立つという噂を聞いていたので、あえて白を購入。
これで何をするかと言うと、メモリースティックに怪奇映画を突っ込んで、通勤中に『カリガリ博士』(1920)やら『魔人ドラキュラ』(1931)を鑑賞しようという目論み。特にサイレント映画なら、別途ウォークマンで曲を聴きながらでも問題なし。ふふふふ。こんな目的でPSP買う人は少ないだろうなあ(笑)
とりあえず、自前のDVDをエンコードする傍ら、パブリック・ドメインになっている動画とかをダウンロード。PDものの大半は日本語字幕なんてついてないけど、まあ、輸入盤DVDを買ったと思えば、別に問題なし。DVDのMP4化については、携帯動画変換君を初めとして、色々GUIの充実したフリーソフトも出てるので、各自使いやすいものをどうぞ。
後、買った当日にいきなりではあるけどCFW化もやっておいた。CFW化については色々と詳しく説明してるとこがあるし、作業に失敗するとPSPが起動できなくなる危険性もあるので、こちらの方は完全に各自自己責任で。PSPが起動しなくなっても責任は取れませんよう。
PSP欲しいなあーとか思いながら、会社の帰りにふらっと有楽町のビックカメラに寄った。ゲームコーナーに着くと、店員さんがちょうど何やら整理券を配りはじめたところ。何だろ?と思って、店員さんを捕まえて「DSですか?」って聞いたら、「いやー、DSは売り切れちゃってるんですよ。これはWiiです。」と申し訳なさそうに返事。
Wii売ってるのか!!
というわけで、Wiiを衝動買い。一緒に定番中の定番Wii Sportsも購入。帰りの電車の中で、袋から覗くWiiの箱に周囲の人が反応しまくり(笑)2006年12月2日に発売されてから結構日が経ったとは言え、転売屋のせいでそれほど出回った感はないものねえ。
▼Read Moreニマニマしながら家に帰って、早速遊んでみる。いやー、面白い。今までのゲームの概念に捕らわれない新しさ。コントローラーの認識性の高いこと、高いこと。本当にテニスやボーリングをやってるみたい。
まあ、その辺一辺倒なレビューは既にあちこちで色々書かれているので、システム屋的な感想をば。
まずワイヤレスLAN内蔵で簡単にインターネットに繋がるのは快適。つっても、それなりに知識があって、家にワイヤレスLANが構築されてればの話だけど。
ブラウザにはOperaが採用されていて、一通り外部CSSを使っているサイトやらFlashで構築されたサイト、複雑なフレーム構成のサイト、JavaScriptを使用しているサイト、Cookieを使用するサイト等を表示させてみたけど、どれもあっさり正常に表示する。所詮はゲーム機、どうせ携帯端末のフルブラウザ程度のものだろう、と思ってたのでこれはビックリ。
URLやID/PASS等の入力は入力箇所を選ぶとソフトウェアキーボードが表示され、キーをWiiリモコンで選択。この操作法も快適。ただ、ブックマークは任意にフォルダを作成できず、全ブックマークが一つのフォルダに並んでしまうのがちょっと残念。
ネットから購入できるバーチャルコンソールはファミコンやスーファミ、64、メガドライブ、PCエンジンの往年のソフトが並ぶ。この辺はPCのエミュレータでやるから、俺はいいかな。ゲームの値段、ちょっと高いし。
と、一通り使ってみての感想は、とにかく「すげー!」の一言。SONYが突き進んでいった高性能化、高画質化とは一線を画する、任天堂らしいとっても楽しいハードウェア。一人でやり込むならPS3、みんなでワイワイやるならWiiって感じ。さあ、後はこのWiiの可能性を引き出す今後のゲーム展開に期待!(笑)
なんか最近、ゲームづいてる私。
てなわけで、PS3を持ってもないし、買う予定もないのにPS3用のメモリーカードアダプターを買った。この商品、PS1/2のメモリーカードを読み込ませ、PS3のHDDにそのセーブデータを移行するためのパーツ。
なんでまたそんなものを買ったかというと、このパーツ、接続方式がUSB。ここでピンと来た人はなかなかのモノ(笑)
▼Read Moreそう、USB接続が可能ってことはPCに繋げるじゃないか、と。ってことは、PCでPS1/2のメモリーカードを読み書きできるじゃないか、と。ってことは、バイナリエディタでセーブデータを改竄できるじゃないか、と(笑)
世の中にはメモリーカードの吸出し器は既に色々出回ってる。メモリーカードキャプチャー桜とか、PCツナイデントとか。でも、これはSONY純正。しかも1500円。こりゃ、とっても使ってみたくなるのが人情ってもん。
そこで、早速ネットで情報を集めて購入。
まずはここから汎用USBドライバをダウンロード。SETUPフォルダにあるuusbd.infファイルに以下を追記。
[Kashiwano]セクション
%USB\VID_054C&PID_02EA.DeviceDesc%=UUSBD.Dev, USB\VID_054C&PID_02EA
[Strings]セクション
USB\VID_054C&PID_02EA.DeviceDesc=”MemoryCardAdaptor with uusbd Driver”
続いて、PCにメモリーカードアダプターを繋いで、上記ドライバを指定してPC上で認識させる。そしたら、MCRWwinでメモリーカードの内容を読み書き。
おおおう!簡単!!これで後はePSXeとCepとCVGSUtilを使えば何でもできる(笑)
で、結局、Wizardry Llylgamyn Sagaをやるわけです。満足、満足。いい買い物した(笑)
ひっさびさにファミコンのゲーム「悪魔城ドラキュラ」をやった。このゲーム、1986年にディスクシステムで発売された正統派ゴシックホラーで、子供の頃は何周でも解けるくらいにやりこんでいたゲーム。ところが時の流れは恐ろしいもので、大人になってやってみると全然クリアできない。
もう、意地になって何度も何度もやり直し。で、数時間やってようやくエンディングへ。ふーっとタバコを吸いながらエンディングを見てたら、当時は気が付かなかった凄いスタッフロールに爆笑した。
▼Read Moreこのゲームのエンディングは、映画風に監督やらドラキュラ役やらと、スタッフロールが流れる。それが・・・
言うまでもなくハマーの監督テレンス・フィッシャーのもじり
VRAMって誰よ(笑)
作曲家はハマーのジェームス・バーナードのもじり
ええええっ!?BEEって!?BEEって!?(笑)
何故ルゴシが死神なんだろ?で、ベロって・・・
なんか、カーロフ、ケツについてるし
愛・・・
妖女ゴーゴンは床屋だった!?
混ぜちゃったかあ
そして、お父さんも愛・・・(笑)
グレン・ストレンジ、半魚人になってる・・・
オリバー・リードは狼男じゃ?
渋いトコ持ってくるなあ(笑)
しかし、子供向けのゲームでこんなマニアックな遊びをやってたなんて、やるなKONAMI(笑)