Reader Storeで購入した電子書籍版にて読了。何がビックリって一部の漢字が〓と表示されてしまっていたこと。これは電子書籍側の問題なのか、それとも端末側の問題なのか。ううむ。
八つ墓村
著者:横溝正史
出版社:角川書店
発売日:1971/04/26
怪奇幻想・ゴシックに関することからくだらない日記までつらつらと。
Reader Storeで購入した電子書籍版にて読了。何がビックリって一部の漢字が〓と表示されてしまっていたこと。これは電子書籍側の問題なのか、それとも端末側の問題なのか。ううむ。
八つ墓村
著者:横溝正史
出版社:角川書店
発売日:1971/04/26
祟りじゃ、祟りじゃー!という流行語でも有名なこの作品だけど、実は読んだのはこれが初めて。ずっと前から読みたい、読みたいとは思ってたんだけど、何故かタイミングが合わなくて。というわけで、俺にとって初の横溝正史作品。
この作品は、日本の犯罪史上で最も凄惨な事件の一つである津山事件を題材としているというのは有名な話。それだけにおどろおどろしいイメージが先行しているし、映画もその面を強調しているものが多いけど、小説は意外や意外、ロマンス全開な冒険奇譚だった。
何しろ、登場する若い女性陣が皆が皆主人公に好意を寄せてくれるというハーレム状態。いやー、何というか、女性が登場する小説をあまり読まない俺にとっては新鮮というか、どうでもいいというか(笑)興味ないんだよねえ、人が幸せになる話って。
それでも、次々と起こる殺人事件に、双子の老婆や地下に広がる洞窟、鎧武者に埋蔵金といった数々のギミックには読んでて引き込まれる。犯人と疑わしき人物もゴロゴロいて、推理小説としての面白味も十分。すいすいと一気に読み終わってしまった。うん、次は『犬神家の一族』でも読もうかな。