マトリックス (1999)
友人が余りに面白い、面白いと絶賛するので『マトリックス』を観てきた。この手の映画って、映像はスゴイけど内容はない!みたいな。どうなんだろうなあ?と半信半疑で行ってきた。
▼Read More怪奇幻想・ゴシックに関することからくだらない日記までつらつらと。
友人が余りに面白い、面白いと絶賛するので『マトリックス』を観てきた。この手の映画って、映像はスゴイけど内容はない!みたいな。どうなんだろうなあ?と半信半疑で行ってきた。
▼Read More面白かった!!
現実と認識している世界は機械によって生み出された仮想世界・・・。物語の哲学性が・・・。ネオはキリストの化身で・・・。なんて後から無理矢理取ってつけたような薄っぺらい哲学論なんてどーでもいい。ストーリーはフィリップ・K・ディックの大衆向け娯楽作品な印象しかなかったし、そんなに深いものとは思わなかった。
でも、とにかくネオとトリニティがカッコいい!!ロングコートにサングラス。いやー、もろにツボ(笑)香港のワイヤーアクション技術とマシンガン撮影も斬新で面白い。全体的にはおたくっぽさがぷんぷんするけど、問答無用のCGで強引に押し切られた感じ。
で、面白かったのでDVDも買った。早速観る。あれ?つまらない(笑)我が家のテレビじゃ、映像がとってもうそ臭く見える(笑)やっぱこの手の映画は劇場で迫力に「騙されて」観るのが一番いいのかも。
遂に幕を開けたスター・ウォーズ新三部作!!『ファントム・メナス』を観てきた。何度も何度もビデオを繰り返し見て育った俺は期待で胸一杯!!もう、劇場に並んでいる間から興奮状態!!
そしてジョン・ウィリアムズの御馴染みのテーマ曲と共にスクリーンに浮かぶ「EPISODE I」の文字!!鳥肌が立つ。感動!!
▼Read Moreでも、それだけだった(笑)オープニングを大スクリーンで見るために劇場に行ったわけじゃないんだけどな。旧三部作にCGを追加した「特別編」も否定的な俺にとっては、はっきり言ってこれはもうスター・ウォーズじゃない。あのアナログ的な世界が好きだったのに。CG全開な映像なんて別に見たくない。
登場する度に髪型と衣装を変えるアミダラもうんざり。ジャージャー・ビンクスはうるさくてうっとおしい。旧三部作でもC-3POとR2-D2が道化的な役割を果たしてはいたけど、ジャージャーのうざったさとは全然別物。何というか、おたくアニメっぽい。旧三部作と比べて、魅力的な俳優がいないのも痛い。ハリソン・フォードはやっぱカッコよかった。編集もダルイ。光線剣(ライトセーバー)のシーンはテンポが早すぎて旧三部作にあった「間」の読み合いみたいなものがなくなってる。
正直、駄作。でもDVD買っちゃた(笑)
俺はかなり痩せてる。普通の女の子には体重で負けない自信がある(笑)だって身長が175cmあるのに、体重が50kgない。そりゃもう、「私、脱いだらヤバイんです」ってくらい。食べても太らない、と言うより太れない。両親とも痩せ型だけど、その血をもらった俺はさらに痩せてる。
で、本日健康診断。会社のお達しで毎年行かなくちゃならない。視力、尿検査、胸部レントゲン、身長、体重。それが終わると、後は先生の問診。これがツライ。この先生、相撲協会の医師も務めてるそうでどうも痩せてる人は嫌いっぽい。開口一番「痩せすぎだな」。あーきたかとは思ってたけど延々説教が続く。そんな、太りたくても太れないんだからしょうがないじゃん。
▼Read More「君みたいな人はダンベル買って鍛えなさい」はいはい。「君は素人だから、ダンベルの使い方も分からないだろ」俺、こう見えても学生時代体育会やってました。「ダンベル買ったら、ここに持ってきなさい、使い方教えるから」大きなお世話だ。
そもそも、学生時代にプロテイン飲んで、毎日筋トレやってた頃だって53kgしかなかったよ。運動やめたら、一気に元の体重に戻ったよ。体質ってもんがあるだろ、体質ってもんが。
結局、健康診断を受けた社員の中で一番長時間怒られて、不愉快になって帰宅。後日・・・健康診断の結果が郵送されてきた。視力、A。尿検査、A。胸部レントゲン、A。・・・総合、D。
「痩せすぎにつき、要再検査」
な ん で や ね ん ! !
華奢な俺は時々貧血で倒れる(笑)風呂上りの立ちくらみなんて日常茶飯事。鴨川シーワールドで貧血を起こし、医務室で寝たこともある。
そんなことを前日会社の同僚と飲んだ際、ネタにした。で、朝起きると体調が悪い。でも会社に行かなくちゃ。無理矢理着替えて電車に乗る。乗ったはいいけど、どうも様子がおかしい。全身から脂汗が出て、視界がどんどん狭くなってくる。
貧血気味だ
ヤバイ。とりあえず横になろうと電車を降りた。・・・そこまでは意識があった(笑)やがて誰かの呼ぶ声で意識が戻る。「大丈夫ですか!大丈夫ですか!?」どうやら俺は電車を降りた直後に倒れ、駅員さんがきた模様。でも、横になれて随分と楽になった。「大丈夫です、貧血なんで横になれば治ります」と答えると
▼Read More「でも、お客さん、血が!!」
言われてみると、ヒタイからどくどく血が流れてる。意識を失ったものだから、ホームにアタマから倒れたらしい。しばらくすると担架が来て、俺を駅員室まで運んでくれた。駅員室には救急車が来てて苗字やら生年月日やらを聞いてくる。「大げさだなぁ、ただの貧血なのに」と思いつつも立ち上がれない(笑)そしてそのまま救急車で病院へ。
病院で点滴受けつつ「すいません、貧血で倒れ今病院で点滴受けてます」と会社に連絡。けど、前日の飲み会で貧血話で大笑いしたばかり。「二日酔いなんでしょー?」と、信じてくれない。幸いヒタイの傷は深くなかったので、大きなバンソコ貼られて、そのまま帰宅。
翌日、そのまま大きなバンソコつけて出社。ようやく貧血を信じてもらう怪我は(笑)大したことなかったけど、スーツは血でダメになっちゃった。あーあ。
新宿ロフトが西口から移転する。そんな噂が流れてから随分と経っていた。でも一向に移転する気配もない。なんだかんだ言って聖地だから、移転しないでしょ。そんなことを思っていたら、遂に新宿ロフト移転決定。この日が西口最終日。
当時、新宿ロフトの近くで働いていた俺は、会社帰りにロフトの前を通ってみることにした。いるわ、いるわ。酔いどれたロッカー達。それを冷たい目で見ながら避けて通るサラリーマン。
「寂しくなるなぁ」
▼Read Moreと思ってロフトの看板を見上げていると、俺の名前を呼ぶ奴がいる。Auto-Modのローディー君が酒ビンを持ってそこにいた(笑)聞くと今日は入場料さえ払えば、飲み放題らしい。「行くか!」スーツ姿のままでロフトの地下へと吸い込まれた。ジュネをはじめて見たのもここだった。酸欠になりかけたこともあった。何度も何度も降りた階段。白と黒のタイル。高校生だった。大学生だった。フリーターだった。そして今は社会人。何年も足しげく通った場所だった。
バンドの演奏もあったけど、殆ど記憶がない。酒を飲んでとにかく盛り上がりに盛り上がった。次の日、ロフトから直接会社へ。当然、会社のトイレで吐きまくり、仕事が全く手につかなかったことはここだけの秘密(笑)
俺は自他共に認めるAuto-Mod信者。新宿ロフトではじめてジュネのパフォーマンスに触れた17歳の時から、既に10年以上に渡ってAuto-Modのライブに足を運んでる。でも、その信者歴の中には一つの大きな区切りがある。それは神林立子さんの死。
神林立子。写真家。R.K.RICOとしてGenet/Rock of Romanceのオペレッタ・リアリゼーションも演出。打ち上げでは皆に気さくに話し掛け、明るくてパワフルな人だった。俺が憧れ、感動した1985年解散前のAuto-Mod。そして通いつめたGenet/Rock of Romance。そこで見られた役者達と共に行われた壮大なパフォーマンスは、R.K.RICOなくしては決して成り立たないものだった。そう、ある意味、彼女こそが俺の憧れていたAuto-Modだった。
▼Read Moreこの日、クラブチッタ川崎で神林立子さんの追悼ライブが行われた。「時の葬列-滅び行く時代へのレクイエム」と題された、役者達を交えたAuto-Modのライブ。役者を交えたパフォーマンスは、Auto-Mod1999時代に行われた1995.05.04の復活ライブ以来。
幕はThe Last Kingdomで上がる。そしてSmell、Horror、Friendと解散前Auto-Mod時代のナンバーが続く。寺山修司的演劇とAuto-Modの融合はとてつもなくカッコいい。俺が憧れたもの。俺が心酔したもの。けど、この異様で素晴らしい演出はもう二度と見ることはできないだろう。やがてライブはDeathtopiaで幕を閉じた。
そして、2度目のアンコールで歌われたRequiemを聴きながら、俺は、俺の中で青春が終わったことを感じた。
ある夜、つけっぱなしにしていたTVからありえない音楽が聴こえてきた。耳を疑うその声は
エルドリッチ!?
そう、それはThe Sisters of MercyのTemple of Love(1992)だった!!慌ててTVを見る。そこには美しく羽ばたく鳩が印象的なTemple of Love(1992)のクリップが!!そして告げられる来日情報。まさか。まさかThe Sisters of Mercyが来日するなんて。
The Sisters of Mercyは1985年にも来日が決定していた。でも、Andrew EldritchとWayne Husseyの仲違いから来日直前に解散。勿論来日は中止。それ以来、再結成後もThe Sisters of Mercyが来日することはなかった。それがまさかの突然の来日決定!!生きてて良かった。本当に生きてて良かった。
そして、1998.08.02チケット発売開始!!朝イチでぴあへGO!!開店と同時にチケットを購入!!当然、来日公演の2Days共ゲット。1枚6,500円なり。King of Goth、The Sisters of Mercyが見れるなら安い、安い!!
▼Read More後日・・・ぴあから電話がかかってきた。電話を取るとチケット払い戻しとのこと。何とThe Sisters of Mercyまたも悪夢の公演中止。しばし受話器を片手に呆然。チケットの払い戻しは期間内にお願いします。と、事務的に電話は終わった。
嘘だろーー!?
1985年の悪夢再び。かくしてThe Sisters of Mercyはまたも来日直前に公演中止となった。一説によるとチケットの売れ行きが芳しくなく、Eldritchが提示したギャラを払える見込みがなかったとか。今になって思えば、チケットを記念に取っておけばよかった。でも、当時俺はフリーターの身。お金がない。払い戻しを受けることにし、チケットは儚く消えていったのであった。
インターネットが今ほど普及する前のお話。OSはWindows98の時代。当時実家には俺のPCと親のPCがあった。親のPCは家族全員で共有。俺も時々使ってた。ある日たまたま親のPCをいじってると、お気に入りにアヤシげなサイトを発見。サイト名は「○○ちゃんのほーむぺーじ」。天使がぱたぱた飛んでるファンシーなデザイン。ヘボい。ヘボすぎる。なんじゃこれ?と思いつつ見てると
管理人は弟だった(笑)
当時の俺は、HP作成に対する知識なんて何もなかった。でも、俺ならこんなダサいサイトは作らない。もっとセンスがよくて、存在意義のあるもの作ってやる。と、意味もなく対抗意識が燃え上がる。勢いで当時違法系サイトが乱立していたアングラサーバ、XOOMにスペース確保。
▼Read More・・・さて、HTMLって何だろう?(笑)
そしてWebスペース確保から遅れること2日。HP作成ソフトを入手。今でこそサイトは全てエディタで手打ちしてるけど、当時は何も分かっちゃいない。Photoshopすら満足に使いこなせなかった。それでも悪戦苦闘しながらトップページ完成。速攻Webにアップ!トップページしかないものだから、Enterをクリックすると404 File Not Found。でも満足(笑)
こうしてCastle of the Darknessは開設された。何度かURLを変え、ドメインを取得し、そして今に至る。しかし、まさかここまでサイトが大きくなるとは思ってもみなかった(笑)