『指輪物語』遂に三部作堂々の完結!!『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』を観てきた。

最初の感想はとにかく「疲れた」(笑)だって、もう終わりかな?と思わせてからが長い、長い。確かに原作で描かれてる部分ではあるし、『ホビット庄の掃討』はカットされてるけど、劇場公開作品としては長すぎる。劇場ではアラゴルン達がホビットに対してひざまずくシーンで終わりにして、残りはDVDのSEE版でも良かったんじゃ?とか思った。何というか、ラストの部分が長すぎて、劇場内で感動の余韻が終わってしまって、劇場出たら疲れしか残ってなかったというか。
なんて文句言いつつも、本編はもう、感動の嵐!!ピピンが放った烽火がミナス・ティリスから白の山脈沿いにローハンへと伝わるダイナミズムに涙。このためだけに忠実に任務をこなしてた人達がいたんだ。厳しい環境の中、毎日、毎日、あがることのない烽火を見張ってた兵士がいたんだ。なんて勝手に想像を膨らませて涙(笑)滅びの山へフロドを担いでまでして向かうサムの姿に涙(笑)指輪を手にしてはしゃぐゴクリの姿に涙(笑)溶岩へと消えていくゴクリの表情に涙(笑)
一部、原作と異なる箇所で「えー!?」ってのもあったけど、いやはや、ここまで描ききったピーター・ジャクソンは偉い!!『スター・ウォーズ』とは違って一気に三部作を全て撮影したその英断!!アカデミーも11部門制覇して、間違いなく映画史に残る超大作は幕を閉じた。
ちなみに、SEE版で追加されたサルーマンの最期。リーがドラキュラ俳優であればこそな最期(笑)あそこでニヤリとできた人は、俺と同好の士。