Amazon Prime Videoで『ボイス・フロム・ザ・ダークネス』を観てみた。
▼Read Moreいやー!ひっさびさにやられた!ヒドイ。本当にヒドイ。何がひどいって、ジャケットにある壁の両側から無数の手が襲い掛かっているシーン。これ、劇中にない(笑)
昔からホラー映画って『ゾンビ3』みたいなタイトル詐欺とか『ブレインデッド』のジャケット詐欺とか、積極的に観客を騙して金を取るみたいなこの手のことをやっているけど、ここまで来るとちょっと笑えない。いくら何でも酷すぎる。こういうことやるから、一般の映画ファンがジャンルから離れて行っちゃうんだよ。
肝心の内容はイタリアの古城を舞台としたゴシック・ホラーで、雰囲気はあるし映像は綺麗。でも、それだけ。ストーリー自体は怪奇小説的だし、ラストのオチもシャーリイ・ジャクスンっぽくて悪くはない。なのに、そこに至るまでが結構退屈で平坦なつくり。もっと看護師のヴェレーナが狂気に飲み込まれていく描写があった方が良かったんじゃないかなあ。あと、濡れ場は唐突すぎて、不要だったと思う。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラーク主演ってとこが最大のウリなんだろうけど、あまりエミリア・クラークが好きではない俺にとっては微妙な映画だった。