劇場で映画が観たいな、と思ったものの目ぼしい上映中の作品がなかったので、俺にしては珍しくハズレを覚悟で邦画のコメディ『一度死んでみた』を観に行ってきた。
▼Read More怪奇幻想・ゴシックに関することからくだらない日記までつらつらと。
劇場で映画が観たいな、と思ったものの目ぼしい上映中の作品がなかったので、俺にしては珍しくハズレを覚悟で邦画のコメディ『一度死んでみた』を観に行ってきた。
▼Read Moreで、これが期待していなかったせいもあるかもしれないけど、かなり面白かった(笑)
広瀬すず演ずる主人公は製薬会社の社長令嬢。でも、仕事で母親の死に際に立ち会えなかった父親を嫌ってデスメタルバンドのヴォーカルをやってるという反抗期真っ最中。そんなある日、若返りの薬の開発で偶然生み出された2日だけ死ぬクスリを父親が飲んでしまってさあ大変!とまあ、シュールなドタバタコメディ映画。
冒頭のデスメタルバンドのライブシーンが音楽は全然デスメタルじゃないし、観客はパンクのノリと地下アイドルオタクのノリだしで「こりゃ盛大に外したな」と思ったものの、そこから怒涛のくだらない展開に頭カラッポで素直に楽しめた。
悪役的なライバル会社の社長は我らが嶋田久作だし、死後の世界への案内人はリリー・フランキーだし、ライブハウスに視察に来る音楽ディレクターは大友康平だし、と、とにかく出演陣も豪華。他にもチョイ役で竹中直人やら古田新太やら、果てにはJAXAの野口さんまで登場。
この手の映画にしては珍しく伏線もちゃんと丁寧に回収していたし、頭カラッポでケラケラ笑うにはいい映画だったんじゃないかな。