新品を2930円という破格値で買ったはいいものの、半年以上放置していたFF13をようやくクリアした。いやー、噂に違わぬロールプレイングゲームならぬ、レールプレイングゲームだった。こりゃ、糞ゲーと叩かれてるのも納得。
Final Fantasy XIII
スクウェア・エニックス
発売日:2009/12/17
販売価格:9,240円
怪奇幻想・ゴシックに関することからくだらない日記までつらつらと。
新品を2930円という破格値で買ったはいいものの、半年以上放置していたFF13をようやくクリアした。いやー、噂に違わぬロールプレイングゲームならぬ、レールプレイングゲームだった。こりゃ、糞ゲーと叩かれてるのも納得。
Final Fantasy XIII
スクウェア・エニックス
発売日:2009/12/17
販売価格:9,240円
まず、ストーリーがいただけない。「パルスのファルシにルシにされてコクーンのファルシにパルスへパージされる」なんて電波ぎゅんぎゅんな造語まみれ。根底にあるストーリー自体は難解でも高尚でもないくせに、造語で包み込んでさも難解な世界観であるかのように取り繕ってる。この発想、すっげーオタクっぽい。
次に、キャラクター造形が浅い。小学生半ばでファミコンが発売され、オリジナルFFをやり込んだ世代からすると、もう、目も当てられないくらいにキャラクター達の人格が幼稚。自らを変えるために本名を捨てて勝手に「ライトニング」と名乗る痛い思考の暴力的主人公。全てを「奇跡」の一言で片づけようとするヒーロー気取り。ネガティブで喋る度に恨み辛みを口にするマザコン少年。現実から逃げることばかりを選択するブリっ娘。同人誌受けを狙ったとしか思えないレズ的振る舞いの槍女。見た目通りのコメディリリーフのアフロ。6人パーティーだけど、どのキャラクターも病的に痛い。脚本家は相当に一般社会経験が浅く、人格を形成する上で必要な人生経験を積んでいないとしか思えない。
これだけでも相当ゲームを進めるのは苦痛なのに、ゲームシステムもヒドイ。レールプレイングゲームと揶揄されるだけのことはあって、全13章のうち、10章までが完全な一本道。ダンジョンも街も全て一本道。これで迷う人がいたら、見てみたいってくらい(笑)
しかも、ちょっと移動してちょっと戦闘したら、ムービー。で、またちょっと移動したらムービーの繰り返し。すごく「やらされてる感」が強い。ムービーは綺麗だけど、キャラクター達に感情移入は一切できないし、ムービーを見せられれば見せられるほど、ヘドが出るくらいに嫌悪感ばかりが募る。ううむ。
良い点を挙げれば、HD機でのムービーは流石に綺麗で風景なんかは実写と見紛うばかりだし、ロードをほとんど意識させない作りも見事。戦闘システムもとてもよく考えられている。けど、それだけのためにフルプライスは出せないし、2930円で買ってもちょっと不満足。
それでも頑張ってラスボスも倒して、トロフィー100%も達成。後半はトロフィー獲得のため、延々と亀狩り作業。ただただ、ストレスが溜まったゲームだったなあ。もう、FFは買わなくていいかな。スクエアはゲームに大切な「何か」を完全に失ってしまったよ。