まあ、一応買ったわけですよ。バイオハザード6。前作のバイオハザード5は本当にうんざりしたので、かなり購入意欲は低かったんだけど、他にやりたいゲームもなかったので。
Biohazard 6
CAPCOM
発売日:2012/10/04
販売価格:7,990円
結論。すっげー糞ゲー。もうバイオは本当にダメかもしれない。CAPCOMはストIIとかと同じで自らブランドを潰してしまった感じ。色々ダメなところが多すぎて今更あげつらう気にもならないんだけど、とにかく「やってて面白くない」っていうのがゲームとして致命的。
FF13もそうだったけど、ゲーム製作者側の独りよがりな映画的演出がひどい。そもそもユーザはゲームがやりたいんであって、操作のできる映画が見たいわけじゃない。製作者側の「こんなシーンを見せよう」っていう「絵ヅラ」が先にありきで、それを「強制的に見せる」ためのカメラアングルが決定されて、最後に「絵ヅラ」を無理矢理繋ぐためのストーリーが後付けされてる。だから、一見派手な演出が目を引くけど、ストーリーは御都合主義で浅いし、アクション映画だってそんな山場だけで構成されてるわけじゃない。
CMでも使われていた「印象的」なシーン。「絵ヅラ」だけはいいけど、ストーリーは薄っぺら。
自己満足的な演出を優先させた結果としてユーザが見たい対象、カメラアングルと、製作者側が見せたい対象、カメラアングルにかなり大きな乖離があって、それが大きなストレス。前に進むために進路を確認したいのに、強制的に視野が上に固定されたまま進まなくちゃならなかったり、敵から逃げるシーンで逃げる先を確認したいのに、後ろから追いかけてくる敵をカメラは前方からとらえていて逃げるべき先が見えなかったり。確かに、昔のバイオは技術的制約を乗り越えるためにアングルを固定することで恐怖感の演出を兼ねていたわけだけど、6のカメラアングルのヒドさはそういったものではなくて、製作者側の自己満足が優先されただけのように思える。
こんな感じのアングルのまま前に走る。ありえない。
だから、FF13みたいに「やらされてる感」がハンパじゃない。しかもストレスを我慢しながら操作した先に達成感がない。何度倒してもしつこく甦ってくるボス。うんざりするような操作を我慢したのに、トドメはムービーに取り上げられたり。強制的に落下させられるムービーへ繋ぐために斜面を這いずらされたり。頑張る意欲が削がれる。
加えてシステム全般に操作性の悪さがあって、前作以上にシステムの作り込みが甘い。武器や投擲物の切替の操作性の悪さ。スキル切替の不便な設計。一見アンチャーテッド風なのに、実は操作性が劣悪なカバーリング。キャラクターに近すぎて視野の狭いカメラ。そして、評判が悪いのに依然として大量に埋め込まれてるQTE。
もう、本当に色々とダメ過ぎ。FFも13で呆れて後続は買わなくなったけど、バイオも6でさようならかな。残念。
トロフィーは一応プラチナまで完了。DLC出るらしいけど、やりたくないなあ。