『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に続く、ティム・バートンのストップモーション作品『コープス・ブライド』を観てきた。
▼Read More『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』が劇場公開された時はガラガラだったのに、その後のキャラクターグッズのブームのおかげか『コープス・ブライド』は混みこみ。女性いっぱい。なんつーか、こう、にわかにメジャーになると萎えるなぁ。お前ら、オブライエンとハリーハウゼン作品を全部見てから来い!ジム・ダンフォースまで見てたら許してやる!みたいな。
ま、ともかく(笑)
作品は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に比べるとやや物足りず。まず、主人公がもろに人間なのが良くない。ティム・バートンの個性溢れるセンスが「人間」という枠で押さえつけられてしまった感じ。だから、死者の世界の方がキャラクター達の個性が立ってるんだけど、それでも『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』ほどのキャラクターの魅力はない。
さらに、ストップモーション技術は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を遥かに凌ぐ凄まじさなんだけど、これがまた逆にすごすぎて逆効果。余りにスムーズに動きすぎるキャラクター達がストップモーション映画の魅力を半減させてしまっている。「あのカクカク感」がなくなってしまってはCGとさして変わりがなくなってしまい、味がない。
ダニー・エルフマンの楽曲もイマイチ。うーん、期待が大きかっただけに、個人的にはガッカリな映画だったなあ。