J・R・R・トールキンの不朽の名作遂に完全映画化!!『ロード・オブ・ザ・リング』を観てきた。
▼Read Moreこの映画、過去にVHSでもDVDでもリリース済。勿論持ってるし、何度も観てる。けど、やっぱり大ス
期待半分、不安半分。いや、正直不安の方が大きかった。だって監督はピーター・ジャクソン。悪趣味全開のゾンビ映画『ブレインデッド』の監督。ヤバイ予感で一杯(笑)しかも、以前ラルフ・バクシによってアニメ化された時は、話が途中で終わったくらいに原作は長い。
さらに悪いことに劇場公開時のキャッチコピーは「指輪を手にしたものが世界を救う」。ええええええええっっ!?指輪を捨てに行く話なのに!?ヘラルド、何考えてるの!?さらに、さらに悪いことに字幕は戸田奈津子。劇場公開直後からスゴイ量の誤訳が問題化。
でも行った。だって俺は10年以上の原作ファン。行かなきゃファンじゃない。で、確かに訳はひどかった。誤訳の山は勿論、フロドのセリフがガンダルフの口調だったりともう、ムチャクチャ。
だけど、映画そのものは大傑作!!やってくれたぜ、ピーター・ジャクソン!!早くも21世紀最高の映画の一つになること間違いなし!!原作のイメージを大切にした脚本、キャスト、演出、美術。全てが完璧だー!!『指輪物語』を実写映像で観ることができるなんてもう、感激。ごめんよ、ピーター。俺はてっきりまた悪趣味なものを作るとばっかり思ってたよ(笑)
けど『ロード・オブ・ザ・リング』って邦題は気に入らない。何故”The Lord of the Rings”という原題なのに「リング」という単数形にしちゃうのか。指輪は複数あり、それらを統べる「一つの指輪」だからこそ複数形なのに、単数形にしたら意味がない。さらに『ロード・オブ・ザ・リング』じゃ”Lord”じゃなくて”Road”を連想されかねない。これじゃ「指輪の道」だよ。素直に『指輪物語』ってすればいいのに何で『ロード・オブ・ザ・リング』なの?ねえ、角川さん?おかしくない?何かしたでしょ?