布団で寝るルビ
さて、かわいい娘を拾ってきたものの、何分俺は猫を飼ったことがない。実家で犬は飼ってたけど、犬と猫とじゃ勝手が違う。とりあえず拾ってきたまんまではアレなんで、風呂に一緒に入る。猫は水を嫌うらしい。特に耳の中に水をいれちゃダメらしい。確かに嫌がって「みゃーみゃー」鳴いたけど、意外と大人しくじっとしてて、そんなに抵抗されることもなく、無事お風呂は終了。なんだ、余裕じゃん。
▼Read More怪奇幻想・ゴシックに関することからくだらない日記までつらつらと。
さて、かわいい娘を拾ってきたものの、何分俺は猫を飼ったことがない。実家で犬は飼ってたけど、犬と猫とじゃ勝手が違う。とりあえず拾ってきたまんまではアレなんで、風呂に一緒に入る。猫は水を嫌うらしい。特に耳の中に水をいれちゃダメらしい。確かに嫌がって「みゃーみゃー」鳴いたけど、意外と大人しくじっとしてて、そんなに抵抗されることもなく、無事お風呂は終了。なんだ、余裕じゃん。
▼Read More・・・甘かった。乾かすためにドライヤーを向けると激しく抵抗。「弱」でも激しく抵抗。もう、猫ってこんなにしなやかなのか!ってくらい体をよじって抵抗。風呂上りで裸だった俺の体は傷だらけ(笑)仕方なく、タオルを何枚も使って、延々拭き続ける。
で、ようやく乾かし終わって、寝るためにルビと一緒に布団の上に移動。えへへ。猫と一緒に寝るのっていいなあ。なんて思いながらなでなでしてたら、ルビがゴロゴロ、ふうふう言ってる。猫を飼ったことがなかった俺はこれを聞いて
この子は肺が悪いんだ!!
と勘違い。そうか、こんなに可愛い子が野良猫だった理由は病気だったからだったのか!この子の命は長くないに違いない。と、独り悲しむ。
猫が気持ちいい時にゴロゴロいうのを、はじめてナマで聞いた、そんな夜の出来事(笑)
うちにはべっぴんな娘がいる。名前は「ルビ」。時々「ルビちょふ」とか「ルビちぷ」とかアレンジされることもあるけど、本人はそれでもちゃんと反応するから何気に賢い。そう、ルビは猫。もちろん黒猫(笑)出会ったのは家から駅まで歩いていた通勤途中のことだった。
▼Read More見た目によらず動物好きな俺だけども、実家が犬を飼っていたこともあって犬派か猫派かと問われれば迷いなく「犬派!」と答えていた。だって猫って撫でようと近づいても
「お前、何か悪さするつもりだろっ!?」
ってな目つきで睨みつつ、ひょいっと逃げるから。でも、その朝出会った小さい黒猫は珍しく自分からよってきた。
その仕草が余りに可愛かったから、思わず通勤途中であることも忘れて撫でなで。黒いスーツに黒いコート、黒いサングラスというどっからどーみても「普通のサラリーマン」な出で立ちで。でも、会社に行かなきゃならないし、仕方なく別れを告げて出社。
で、その日の帰り。「ひょっとしてまたいるかな」と思って、朝見かけた辺りをちょっと寄り道してうろうろしてみる。いた。ジュースの自販機の下からひょっこり覗いてた。朝のことを覚えていたのか、お腹が空いてるだけなのかは分からないけど、また自分から寄ってきてすりすりしてくる。暫く撫でてあげたら、後をちょこちょこついてくる。
もうダメ。この出会いは運命だ!!
そのまま抱きかかえて、連れて帰った(笑)以来、うちにはべっぴんな娘がいる。今では犬派か猫派かと問われれば、「猫派!!」と即答する程に親バカになってる自分がいる。