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2013/09/02

H・P・ラヴクラフト / ラヴクラフト全集 2

ラヴクラフト全集 2
著者:H・P・ラヴクラフト
訳者:宇野 利泰
出版社:東京創元社
発売日:1976/08/20

[収録作品]
 クトゥルフの呼び声
 エーリッヒ・ツァンの音楽
 チャールズ・ウォードの奇怪な事件

自炊したPDFをSony Readerにてあらためて読了。しばらくまたラヴクラフトを読み漁り続けそうな予感。しかし、全集の2巻は傑作揃いで読みごたえがある。

■クトゥルフの呼び声
もう、文句なしの傑作でしょう。クトゥルフ神話の聖典。数々の証言や新聞、手記から徐々に恐怖の実態が明かされていく過程が素晴らしい。緻密に計算された構成と、ラヴクラフトの病的なイマジネーションが見事に融合している傑作。いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!

■エーリッヒ・ツァンの音楽
地図にも見当たらず、その街を知る人すらおらぬ、幻とも現ともつかぬ貧民街オーゼイユ。その一角にある下宿宿の屋根裏部屋で、狂気の音楽を奏でる聾唖のヴィオル弾きの老人。もう、この素晴らしく幽玄的な設定だけでノックアウト。最後の窓に吸い込まれていくツァンの草稿の内容が明かされないのも、余韻を引いていい。

■チャールズ・ウォードの奇怪な事件
ラヴクラフト後期の長編。くどくどしい文体が特徴のラヴクラフトだけど、これは随分と読みやすいんじゃなかろうか。珍しく文体が三人称なせいもあるかも。何度も読み返していると、復活前のジョセフ・カーウィンが結構おまぬけというか、もうちょっと足がつかないように行動してもいいんじゃないか、なんて思っちゃうけど、そんな偏屈者のツッコミをものともしない圧倒的な構成と文体で半ば強引にぐいぐい結末へと引っ張っていく辺りは流石ラヴクラフト。

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