1985年、1998年と2度の来日直前の中止を経て、遂に!遂にっシスターズ初来日!ワンマンじゃないし、ゴスとあまり相性がいいとは思えないフジロックの会場だけど、それでも日本のファンにとっては長年の夢が遂に実現!
2度のドタキャンのせいもあって、一部ではエルドリッチがフジロックへ向かう途中でJR中野駅で間違って降りちゃったらしいとか、エルドリッチの代わりにジュネが出てくるんじゃないかとか、妙な噂が(笑)果たしてエルドリッチは本当にフジロックの会場に来ているのか・・・?
そんな期待と不安を抱えつつ、ステージ中央の最前列でライブの開始を待つ。直前にライブを行っていたThe Birthdayが怒涛の盛り上がりを見せていたのに、彼らのライブが終わると、客が入れ替わりステージ前には1列くらいしか人がいなくなっちゃった。何とも寂しい限り。

セッティング最中の風景。ドクター・アバランシェは今やPCに。
それでも徐々にステージ前にも人が集まりだし、ステージのセッティングが進む中、サウンドテストでドクター・アバランシェがリズムを刻んだ。うぅぅ!本当に後ちょっとでシスターズが見れるんだな!サウンドテストだけで、既に大興奮(笑)
さらにセッテイングは進み、ステージに尋常じゃない量のスモークがたかれ出す。そして遂に20:30開演!メンバーがステージにあがるとスモークがステージから溢れ出て、目の前が何も見えなくなる(笑)来た!本当に始まった!1曲目は"Ribbons"。勝手に1曲目は「マーシーの合言葉」(この最低な邦題のネーミングセンス)こと"First and Last and Always"だろうと思い込んでいたから、ちょっと意外だった。
ステージはスモークに溢れ、ちょっとエルドリッチが奥に移動すると、もう、完全に見失うくらい。あれ?どこいった?と思ったのもしばしば。そう、やっぱりシスターズのライブはこうでなくちゃ。"Wake"のLDとかも、スモークとライトの狭間でエルドリッチがちらちら見えるだけっていう感じだったわけで。そして、そのスモークの中からエルドリッチの低音ヴォイスが響き渡る。ちょっとヴォーカルのサウンドバランスが悪かったようにも思ったけど。
そして・・・一番ビックリだったのは
「ゴスの帝王は黒くなかった」
まあ、最近のシスターズはラフな格好が多いようだったので、ある程度予想はしていたんだけど、エルドリッチはジャケットにカーゴパンツという随分とラフな出で立ち。そして暫くしてジャケットを脱ぐとその下は何と白のパーカー。えー、黒じゃない・・・さらにパーカーも脱ぐと、蛍光の黄色いシャツで襟元は蛍光オレンジ。ま、まあ、ハートのサングラスじゃないだけでもいいや(笑)

ライブは進み、"Dominion / Mother Russia"の演奏が始まると、会場は更にヒートアップ。もう、俺はこの辺から記憶が曖昧になりましたとも。ええ。それまでは演奏曲順も覚えていたんだけど、もうそんな冷静さはありません。
"Dominion"の歌詞の"In the Land of the blind, Be....king, king, king, king"の"king"の部分をオーディエンスに歌わせたりとか、そんなちょっとしたことでも、嬉しい。もう、大感激。その後も"More"や"Alice"、"Lucretia My Reflection"、"Vision Thing"、"This Corrosion"、そして"Temple of Love"と名曲のオンパレード。
ただ、最近のライブのブートレグを俺が買い揃えていなかったこともあって、全体的にアレンジがかなり加わってるのは驚いた。それこそ、イントロだけじゃ何の曲か分からないのも。90年代後半くらいのライブのアレンジが個人的には好きなんだけどなあ。


MCもアンコールもなしの1時間という短いステージだったけど、結構曲数はやってくれたし、最後にメンバーが長い間深々とお辞儀をしたのが印象的だった。長い間、待たせたなって感じで。ああ、本当に充実した1時間だった。ゴシックを愛する者の一人として、このシスターズ初来日という歴史的な瞬間に立ち会えたことは、本当に幸せだった。ああ、もう、死んでもいい。あ、でも、また来日するかもしれないから、やっぱりもうちょっと生きておこう(笑)
